組織改革の方法
売上を伸ばすためには経営に対する考え方が正しくなくてはいけません。
創業当初とずれていたりすることが多々あるものです。
ここでは、原点に立ち返り改めて組織を変えていく考え方を紹介します。
仕事意識の共有
何のために働いているのだろう？
お金のため？
経験のため？
個人個人で働く目的は異なるはずです。
しかし、目標を全員同じにすれば、みんなで目標に向かって
働くことが出来ます。
目標までの過程は毎日チェックして共有します。
どれは達成できたか？
どこまで達成できたか？
達成するために後どれくらい努力が必要か？
今の行動で目標が達成できるのか？
これらは共有してないといけません。
一人一人が働く意義を持ってなければなりません。
そして、達成したときには全員で喜びます。
目標を達成したら、なぜ達成できたかを分析し
その結果得た報酬の一部は分配すべきです。
達成できなかったときはなんで達成しなかったのかと
細かく分析する必要はありません。
もちろん、悪かった点は反省するべきですが
目標に達成しそうにないものは途中で変更する必要が
あり毎日チェックしているはずです。
次の目標を立ててそれを達成する手段を考え
達成し続けて、勝ち癖をつけることです。
まずは達成できる自信をつけることです。
成功の喜びを共有し続けることでそれぞれの意識が高まり
達成に導いていくのです。
目標の決め方
従業員にはそれぞれの能力差や仕事の経験による
習熟度からどうしても出来る仕事が異なります。
仕事に対する意識もレベルの高低があります。
レベルの違いを認識するために従業員を
最初２割・真ん中６割・最後２割で分けて考えてみます。
最初の2割はやる気がありみんなを引っ張っていくタイプです。
このタイプには能力を最大に引き出してもらいます。
経営の状態、課題、目標も高い位置に設定し
中長期的な目標を共有します。
目標達成をすることで高い達成感が得られます。
真ん中の6割は引っ張られるタイプです。
率先して行動しないのですが、周囲の状況を判断する
つまり、空気を読むタイプです。
このタイプにはすぐに到達できる低い目標を共有します。
短期的な目標です。
達成感を常に得ることで成長する喜びを得ます。
最後の2割は抵抗勢力です。
従来の流れを変えることを嫌います。
自分なりのベストの方法を持っています。
このタイプは店舗に必要がないので辞めてもらいたいと
感じる人も多いはずです。
しかし、辞めていただいても結局は
残った人の中から再び2割6割2割と分かれます。
結局は残った中から新しい2割がこの行動を起こすことになるので
人を切っても意味がありません。
最後の2割は6割を最初の2割の意識に近づけることで全体の流れに
従わないといけなくしてしまいます。
そして、成功の実績を作ってしまうのです。
人間関係は大変難しい問題です。
しかし、自分も人間、相手も人間です。
金銭等が絡み、人格が崩壊している場合を除いて
円満に問題を解決していきましょう。
職場環境と人間関係
目標を達成するためには目の前に壁ができた時に
それを乗り越える力（働く意欲）が必要となります。
働く意欲をあげるために最も効果的な方法と思われがちなのは
給料を上げることです。
しかし、本当はそうではありません。
働く意欲がわくのは働く環境がいいからです。
その1つが前々回の話の目標設定です。
仕事に責任ももち、課題を克服することにより
自分が成長でき仕事に充実感ができます。
そしてもっとも大切なことが人間関係です。
縦、横の関係がうまくいってないと楽しく働けません。
では、良い人間関係とはなんでしょうか？
それは相手に対して尊敬の念があることです。
お互いのことを知り、認めあって生まれてくるのです。
それはお客様にも伝わります。
良い職場環境で働いていると活き活きとしているからです。
まさにWIN＆WINの関係です。
従業員が働きやすい職場環境を作ることが
店舗を黒字化する一番の方法なんです。。
